白い服に汗が染み込めば、成分が酸化して黄ばむことは知られています。

では脇汗が服、下着に仕込んで、赤、ピンク色になるのはどういう理由かというと、それは酵母菌が繁殖したためです。

衣類のピンク色の汚れの正体は

酵母菌というのはパンをつくる時に使うイースト菌やお酒を発酵させる麹菌など食品によく使われることが多いですが、
この場合の酵母菌は浴室などでよく目にする赤い水垢の正体であるロドトルラです。

ロドトルラはとても身近なところに生息しており、風呂場だけでなく水分があるところであればどこでも繁殖できます。

浴室や洗面所だけでなく、空気中を漂っているのでいつどのような形で接触するのかわかりません。

普通の状態であれば、そのロドトルラが人の体についても大した問題はないのですが、
脇汗を大量にかいて服や下着が湿っているときには気をつけなければいけません。

脇汗をかいているということはかなり体温が上がっている状態です。

それで服の中が蒸れて湿度は高くなりますし、餌となる皮脂も大量にありますから菌が繁殖をするのに最適な環境が出来上がります。

繁殖をすれば、水垢と同じように鮮やかな赤やピンクで周囲を染めてしまいます。

服や下着を脇汗で湿った状態で放置すると

外出をしているときには、その状態で何時間も過ごしますし、家に帰って脱衣かごの中に丸めて放り込めば脇汗はその中でこもります。

そうなると翌朝に洗濯をしようと取り出したにはすでに、ロドトルラの数が大量に増えてしまいます。

つまり服や下着が赤やピンクに変えるだけの力を持つ時間的な猶予がつくられます。

洗濯をすれば菌は落とせるのではないかと思うかもしれませんが、菌は普通の洗剤を使ってもあまり効果はありません。

表面の汚れは落ちても菌までは殺せないからです。

洗濯物が生乾きだとやっぱりピンク色に

菌が生き残っていたら、洗濯をして生乾きで湿気の多い状態で繁殖が進み、
再び着ようとしたときには赤やピンクで色づいた状態となります。

菌の繁殖では、臭いも発生することがありますから、その点でも大変に厄介です。

服や下着のピンクの汚れを防ぐ対策

では、どうすればいいのかというと、まずは脇汗で服や下着が濡れないようにするためにも、
制汗剤を使ったり汗を吸収するパッドを使いましょう。

それから細菌の繁殖を防ぐためにも、脇汗クリームを脇の周辺に塗っておくのも効果的です。

洗濯物については、まず丸めて洗濯カゴにいれておくのではなく、
いったん干して乾燥させておきましょう。

そこから普通の洗剤で洗う前に酵素系漂白剤でつけ置きをしておけば退治ができます。

ただし液体タイプの酵素系漂白剤では殺菌できない可能性がありますから、粉タイプを使うようにしてください。

色柄があるものだと、漂白剤を使えば全て白くなることが心配な人は、
色柄も落ちない漂白力の少ないタイプもあります。

環境に優しいエコな酵素系漂白剤を通販などで探してください。

そこから抗菌効果のある洗剤や柔軟剤を使い、菌が繁殖しにくいようにします。

洗濯機によっては、Agイオン含有水など菌が繁殖しにくい抗菌水をつくるユニットがありますから、
それでさらに万全の対策ができます。洗った後は必ず水分が完全になくなるまで乾かしましょう。

たとえ梅雨時でも、生乾きで畳んでしまい込むようなことをしてはいけません。

あとは、浴室などでロドトルラが繁殖をしないように、丁寧に掃除をしてください。

ロドトルラは洗剤を使って擦り落とすだけでなく、仕上げにエタノールのような殺菌効果のあるものをふりかけておくことで繁殖を防げます。

衣類のピンク色の汚れを防ぐ対策まとめ

衣類の洗濯前の対策
×脇汗で湿ってしまった衣類を丸めて洗濯カゴに放置
○洗濯前にとりあえず干して乾かす
○酵素系漂白剤でつけ置きする

衣類の洗濯後の対策
×生乾きのまま衣類を畳む
○すばやく衣類を乾燥させる
○浴室などでロドトルラが繁殖をしないよう掃除する

脇汗を止めてしまうタイプの制汗剤

汗線にフタをして発汗を抑制する制汗剤を紹介します。

日本人と比べて欧米人はワキガ体質で脇汗が臭い人が多いです。

デンマーク製の制汗剤「デトランスα」は脇に塗ることで発汗を抑えます。

使い方ですが、入浴後の肌が清潔な状態で、脇が乾燥した状態、就寝前に制汗剤を脇に塗ります。

朝、起きたら軽く脇の汚れをふき取ります。

最初の1週間は毎日塗りますが、2週間目から塗る回数を徐々に減らしていきます。

強力と評判な制汗剤ですが、肌が荒れないか心配なユーザのため

「普通肌用」、「敏感肌用」の2セットをまとめて購入して両方を試してみることができます。

日本で正規に販売しているのはyou-upのみです。